離婚を希望していた依頼者が,離婚をせずに夫婦関係を修復した事例
事案の概要
Xさんは,Yさんと婚姻し,お子さん2人に恵まれましたが,Zさんと不貞行為に及んだ挙句,これが発覚したため,これを契機にYさんとの離婚を決意しました。
Yさんに代理人が付いたため,Xさんが当事務所に相談に来られました。
解決までの流れ
当事務所の弁護士は,すぐにYさんの代理人と離婚条件についての交渉を開始しました。
Yさんは離婚を望んでいないようでしたが,Xさんが離婚を望むならば,適切な離婚条件の下,これに応じる,というスタンスでした。
Xさんは,離婚条件を詰めていく中で,夫が不貞行為をしたにも関わらず,離婚を望まず,自分の帰りを待つYさんの気持ちや,お子さんの気持ちに改めて気付き,離婚をしないことにしました。
すぐに弁護士はYさんの代理人と,XさんとYさんの婚姻関係を修復するために何が必要かを話し合い,その結果を取りまとめた合意書を取り交わしました。
その結果,Xさんは元の夫婦生活を取り戻すことができました。
コメント
離婚条件を詰めていく中で,代理人として弁護士を付けることは,法律上のアドバイスを受けることができるという点や,直接相手とやり取りをすることがなくなるため,冷静に今後を考えることができる,という点で非常に有益です。
また,仮に離婚を望まなくなった時にも,弁護士を付けていることで,離婚条件の交渉から,婚姻関係を修復するための条件の交渉にスムーズに切り替えることができます。
Xさんは,当事務所の弁護士を活用することで,満足の行く結果を得ることができました。