離婚調停が不成立で終了し、訴訟に移行した後に、和解離婚が成立した事例

事案の概要

Aさん(夫)とBさん(妻)は共働きの夫婦でした。
子どもが生まれたころから、AさんとBさんは不和になりました。
同居生活に我慢できなくなったAさんが家を出る形で、別居が始まりました。別居期間は7年に及びました。
Aさんは、Bさんと離婚したいと考え、当事務所を訪問されました。

解決までの流れ

当事務所はAさんの代理人としてBさんに協議離婚を申し入れましたが、Bさんの代理人から拒絶されました。
次いで離婚調停を申し立てました。Bさんの代理人は、子どものために離婚はできないとして離婚を拒絶し、調停は不調となりました。
事件は訴訟に移行しました。審理は人証調べ(本人尋問)にまで及びました。
尋問終了後、裁判所から和解の提案があり、裁判所は、判決となれば離婚請求が認容されるであろうことを示唆しました。
ここまで来てBさんも折れて和解離婚に応じました。
付帯して、子どもの親権者をBさんとすること、Aさんは養育費を支払うことが決まりましたが、財産分与や離婚慰謝料の取決めはありませんでした。

コメント

婚姻関係が破綻していること、請求が認容されるであろうことはBさんも分かっているようでした。
また、Bさんには離婚しても生計を維持できるだけの収入がありました。
それでもBさんは、子どもの養育にAさんが深く関わることを求めて、離婚を拒否し続けました。
しかし、7年の別居を経て、AさんとBさんの婚姻関係は破綻していると認めざるを得ない以上、Bさんも離婚を受け入れざるを得ませんでした。

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